渡邉 康二
ビイック(株)
表面波(レイリー波)探査は物理探査の一種である。起振機やカケヤ等による打撃を用いて、地盤に人工的に発生させた表面波を、地表面に設置したセンサーにより受信する。センサーを一定間隔に設置することで、弾性波の速度を計測する。表面波は、周波数によって伝搬する深度が異なるという性質を持つことから、入力信号の周波数解析を経ることで、地盤の速度構造を求めることができる。
表面波速度は、S波速度に近似する。このことから、S波速度と同様に、N値や弾性係数等の地盤定数との相関性を利用することで、戸建て住宅の地盤評価を行うことができる。
センサー2~3個を“測点”として設置する起振機方法と、24~48個を“測線”として設置する多チャンネル方法とがある(図–1、図–2参照)。
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表面波探査[1.4 MB]