深谷 敏史
ジャパンホームシールド(株) 地盤技術研究所 課長
宅地の地盤調査の主流であるスウェーデン式サウンディング試験(以降SWS試験)は、コンパクトな試験機の機
動性の良さと半日で一宅地4ヶ所以上の調査が行える迅速さが利点である。しかしながら、音感や振動を基とし調査
員の技量に左右される土質の判別や、貫入量の増加とともにロッドの周面摩擦も増加し深い位置にある軟弱層を過大
に評価してしまうという問題点もある。このような事情を背景にして、大和・末政らはスクリュードライバーサウン
ディング試験(以降SDS試験)を開発した。
SDS試験は、SWS試験のロッドとスクリューポイント、及び自動試験機と同一のものを用いて、試験方法を異
にする原位置試験である。写真–1○にその試験機の外観を示す。SDS試験機は、計測部材の一部を交換すること
によりSWS試験を行うことも可能であり、用途に応じて両試験を使い分けて実施することができる。
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スクリュードライバーサウンディング試験[1.2 MB]