大賀 雅則
報国エンジニアリング(株) 技術部
今回紹介する「砂の最大密度・最小密度試験」は、砂の最も緩い状態と最も密な状態の乾燥密度を求める試験である。本試験はJIS A 1224に規定されており、土の締まり度合いの判定に利用される物理試験である。本稿では、「砂の最大密度・最小密度試験」について、試験方法と結果の利用方法について述べる。
砂の力学特性は、一般的に間隙比と大きな関係があるが、間隙比が同じでも砂の種類によって力学特性は異なる。砂の圧縮性、変形特性および砂地盤の液状化の研究等において、異なる種類の砂の特性比較を行う場合、相対密度が用いられる。1)(図–1)
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砂の最大密度・最小密度試験[1.3 MB]