栃木県の地形・地盤
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●地形
山地の分布は、県東縁に八溝山地が標高1,000m以下の低山地を展開するほか、県北西部および西部一帯では奥羽山脈南端部が標高2,000m級を含む大起伏の山地を形成し、那須・高原・日光の3火山群を内包する。県北の那須岳・高原山、県西の男体山はこれら火山群の代表的な火山である。また、県南西部には足尾山地が分布する。山地北部は険しい山容を見せるが、南部は標高を減じて隆起準平原*1へと変化し、県南縁の渡良瀬川や周辺水系の著しい開析を経て、分離丘陵*2の様相を呈している。 なお、建築石材として知られる【大谷石】は、緑色凝灰岩と言い、宇都宮市北西部の丘陵を構成する基盤岩の一つ。また、園芸用土として知られる【鹿沼土】は、鹿沼地域に産出する軽石層で、ローム層の比較的上位に互層に堆積している。
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●地盤 ・丘陵地 ・台地 ・低地
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参考文献
「縮尺20万分の1 土地分類図付属資料(栃木県)」(発行:財団法人日本地図センター)
「日本の地質3 関東地方」(発行:共立出版株式会社)
「日曜の地学9 栃木の地質をめぐって 下野地学会編」(発行:築地書館)
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