佐賀県の地形・地盤
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●地形
福岡県境を成す県北東部に展開する脊振山系は、脊振山(せぶりさん/標高1055m)、天山(てんざん/標高1046m)、井原山(いわらやま/標高983m)、金山(かなやま/標高967m)などの1,000m級の山々を擁し、県央に向かって山塊を形成する。山塊の中央部は高原状の広がりを持ち、嘉瀬川の西側で標高700m程度、東側では標高500m程度の小起伏な地形面を成すとともに、河食低地や段丘面が分布する。 県北西部の東松浦半島は、上場台地と呼ばれる開析溶岩地形からなり、南延して県西部の丘陵地帯へと連なっている。丘陵部は、500−700m程度の山体を中心とする小山地と河食低地より成り立ち、半島部同様に地質的にもろく、土砂災害頻発地域でもある。 県南の大部分を占める佐賀平野、白石平野は、脊振山系を水源とする筑後川、田手川、城原川、嘉瀬川、六角川など諸河川下流部に発達する複合的な三角州であり、脊振山系南面の山麓部には河食段丘や扇状地性低地なども発達する。自然排水が困難な日本有数の軟弱地盤地帯でもある。
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●地盤
・丘陵地、台地
・低地
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参考文献
「縮尺10万分の1 土地分類図付属資料(佐賀県)」(国土交通省国土調査課 複製)
「地質と調査 通巻第68号/1996第2号―連載19 佐賀県の地盤―」(発行:株式会社土木春秋社)
「日本の地質9 九州地方」(発行:共立出版株式会社)
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