高知県の地形・地盤
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●地形 県北から中部にかけては、愛媛側から延長する石鎚山地と四国の脊梁をなす四国山地が横たわり、瓶ヶ森(標高1896m)や三嶺(みうね/県下最高峰1893m)などに代表される1,500-2,000m級の高山地帯を形成している。急傾斜、V字谷を特徴とする高山帯の南側には、1,000m以下を主とする低山地が広がっており、物部川(ものべがわ)、仁淀川(によどがわ)の下流部に発達する低平地形、高知平野に接している。このほか、吉野川流域、物部川中流域にいくつかの地溝性盆地がみられる。 県東部には、剣山地などが展開し、1,300m前後の山々を擁する中起伏山地が分布する。山体が海岸線に迫る山麓地域では、中級河川の開析と波食作用による段丘状地形が発達するほか、河川溪口部を扇頂とする扇状地の形成も著しい。 県西南部は、概ね700-1,000m程度の小-中起伏山地を主として、いくつかの山塊に分断された典型的な地塊山地*2の様相を呈し、定高性丘陵を付随する。中村平野を始めとする四万十川流域に分布する低地の多くはかつて沈降地形に海水が流入していた部分である。
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●地盤 ・丘陵地・砂礫台地・段丘 ・低地
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参考文献
「縮尺20万分の1 土地分類図付属資料(高知県)」(発行:財団法人日本地図センター)
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