鹿児島県の地形・地盤
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●地形 地質学的特色として、県下北部にて日本列島の弧状構造である本州弧と琉球弧とが会合しているために、本土地域と種子島・屋久島では本州弧的な地質構造を、奄美以南では沖縄類似の琉球弧的な構造を備える。また、熊本県下の阿蘇を基点とする霧島火山帯の延長として、霧島・桜島・薩摩半島突端の開聞岳(かいもんだけ)、火山性離島に至る数多くの活火山、休火山が存在する。
地形学的には、本土面積の50%強、標高およそ300m以下を厚く覆うシラスと、比高100mにも達するシラス台地の分布が最大の特徴であり、シラスの総堆積量は2,000億トン超とも見積もられている。
県内の地形は、火山地を含む山地、丘陵地、台地・段丘面、低地に大別される。
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●地盤 ・丘陵地 ・シラス台地 ・低地
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参考文献
「縮尺20万分の1 土地分類図付属資料(鹿児島県)」(発行:財団法人日本地図センター)
「地質と調査 通巻第59号/1994第1号―連載11 鹿児島県の地盤―」(発行:株式会社土木春秋社)
「日本の地質9 九州地方」(発行:共立出版株式会社)
「土質基礎工学ライブラリー10 日本の特殊土」(発行:社団法人土質工学会)
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